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土井 善男  清水尚子 (京都・亀岡)

私は良くシングルマザーと間違えられる。主人とはいっさい一緒に行動しないし、まったく違う業界なので、接点が無い。なので、あまり回りに紹介していない。よって、シングルマザーに間違えられるのだ。主人が同じ食の業界の人だと、意見が合う時はいいけどどちらかが「違う!」と思ってしまうと辛いので、私には我慢が出来ない。忍耐力が無いのだ。ご夫婦で陶芸家の方も多い。もちろん作風はまったく違うことがほとんどだけど、ご夫婦でアーティストも大変ではないかと思う。でも、とても仲良しなご夫婦が多い。土井さんと清水さんも仲良し夫婦。京都の亀岡で作品を作っている。可愛い男の子もいてとても幸せそうだ。私はこのお二人がとても心がほっとするのでお会いするのが好きだ。優しい染付けの器が基本の清水なお子さん。私の大好きな藤塚光男さんのお弟子さんだった。藤塚さんのお弟子さんだったから、とても基本がしっかりしている。土井さんはスタイリッシュでシンプルな白磁の皿。李朝風の使いやすい器だ。工房に訪ねたら仲良く作業場が並んでいた。

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土井さんの器は料理屋さんなどでとても評判が良く玄人向き。知り合いの和食の職人さんもバランスがいいと絶賛していた。なるほど、料理が映えるとてもいい白磁なのだ。お刺身を1人前盛り付けるときなどこの器を良く使う。プロの日本料理人の気分になる。すごく優しいきちんとしている土井さんの性格が良く現れている器だ。小皿もとてもたっぷりした感じの白い釉薬がいい表情なのだ。土井さんの小皿もうちでは沢山使っている。

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清水さんの器は、華やかで、染付けが優しくって女性的。このひさごとワンポイントの牡丹の染付けの丼は最近購入したものだ。こ飯ものでも麺ものを盛り付けても、とてもいい感じになる。大きさも片手で持てるサイズで容量もたっぷりしている。丼ものは実はとても難しく、どのぐらい汁が張れるかとか、径の大きさと深さのバランスがとても大事なのだ。


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最近、そろってきた清水さんの盃。これを並べて友人と日本酒を飲むととても愉しい。龍の盃は私は辰年なので、清水さんがプレゼントしてくれた大作!嬉しくて嬉しくて、日本酒だけでなくワインを飲んだり、お茶を飲んだりして繰り返し使っている。清水さんの器が一つ入るだけで食卓がパーッと華やいだ感じになるのだ。

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土井さんと清水さんはお互いをインスパイヤーさせて、とても良きライバルでもあるし、良きパートナーで、良き理解者なのだ。土井さんの作品はこれからどんどん洗練されていくだろう。いろいろな可能性を秘めている。清水さんの染付けはどんどん進化を遂げていくだろう。「こんな構図を描いてほしい」と私が好き勝手な事を言っても「試してみますね」と言ってくれる。あるギャラリーのバイヤーに怒られたことがある。作家さんに「こんなものを作って・・」と言うのは失礼なことで、とても作家さんのプライドを傷つけるからだめだと。私が、すでに、いろんなお願いをこのご夫婦にした後だったので、「ごめんなさい、失礼でしたね」とお話したら「とても参考になります」と謙虚なお返事。ありがとう。ちょっと涙が出そうだった。

土井・清水夫婦に憧れる若い独身の女性陶芸家も多い。夫婦はいつも二人三脚ではないけど、協力しながら、思いやりながら、影響しながら作陶をされている二人の今後がとても楽しみだ。

ご夫婦二人の企画展があります。二人の作品を並べてみるのが一番いいと思います。是非!

土井善男
清水なお子展
  2013年 4月 13日(土)~ 20日(土) 初日13日作家さん在廊

  ももふく
  東京都町田市原町田2-10-14 ♯101
  電話042-727-7606

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2013年4月12日 08:25に投稿されたエントリーのページです。

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