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特別な一冊(ひとりよがりのものさし)

こうして短くても、ちょこっとものを書くようになってから、人が書いた文章を読むのがとても楽しくなりました。
筆者がその文章で何を伝えたいのかを、心で感じるようにして読むようになったのだと思います。 雑誌「アルネ」に登場されたことのある古道具屋さんの坂田和實(さかた かずみ)さんが書かれた文章を読んだとき、「なんて、面白い文章を書く人なんだろう?」と、とても興味がわきました。 そして、出筆された本のタイトル「ひとりよがりのものさし」を見たとたん、この本が絶対に欲しい!と思いました。 なんて素敵なタイトルなんでしょう?!

紹介されている骨董や美術品、小道具は、一見「どうして?」と思うようなものなのかもしれません。
それは「ボロ布」や「瓦」といったふうに、人に使い込まれたものだったり、どこにでもあるものだったりするわけですから・・。
でも、それらの写真はとても美しく、味のある風景のものばかり、そして、堂々としています。
ひとりひとりのモノサシで「美しい、面白い」と思ったものにこそ価値があり、まわりくどい説明など何も必要ではない「本当のものの美しさを感じる心」を伝えてくれている気がします。
本の装丁やカバー、文章と全体の空白部分のバランス、全てに坂田さんのお人柄があらわれていて、「いいものを作ろう。」と考え抜かれたものだという気持ちが伝わってきます。

いつかは、気に入ったものだけを身の回りに残してシンプルな生活ができたらいいなあと、物のあふれた生活の中で考えています。
そして、いつまでも眺めて飽きない美術書やデザインの本が数冊手元にあったら幸せだと思っていました。そんなふうに思い描いていた本の一冊になりそうです。
私にとっては特別な一冊です。
時間をかけて何度も眺めたい本です。

『ひとりよがりのものさし』(Amazonのホームページにとびます。)

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2004年5月20日 16:16に投稿されたエントリーのページです。

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