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『星野道夫と見た風景』

写真家、星野道夫さんが直子夫人と結婚される前に送られた手紙に「すばらしい仕事をしたとかすごい写真を撮ったかより、誰と一緒に日々を歩んだか、どんな家庭を築いたかということが、人生の最期には大事に思えるような気がします。」と書かれたそうです。東京でのおだやか生活を捨て17歳も年の違う星野さんが暮らすアラスカへ嫁がれた夫人が、その悲しい事故までの5年半の短いご夫婦の姿を綴られた「星野道夫と見た風景」を読みました。

最近自分の周りの経験や、人生の先輩のお話を聞いていると、「人には残せるもの、残せないもの」があって、残せるものはほんのわずかなものであるということを感じることがあります。
星野さんの言葉のように、「どう周りの人と接してきたか?」という心が、それではないかと思っています。
そして、わずか5年半の月日の日々の美しい関係、良き夫婦であるためには、お互いが「良い関係であり続けたい」と、言葉でなくても願いあうことが大切なのかもしれないと、そのやさしい文章の中から感じました。
友人を大切にしたり、同僚と高めあったりするように、あたりまえのように毎日を過ごしている家族とこそ「良い関係」を保つ気配りはいつも必要なのかもしれません。歩み寄り、感謝しあい、尊敬しあい、許しあい、甘えあい、そして、見逃しあう。

星野さんの写真は、まさに「奇跡の瞬間」と感じます。そして、その風景への尊敬の想いと愛情を感じることができるから、見る人の心を震わせるのだと思います。

『星野道夫と見た風景』(Amazonのページにとびます)

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2005年3月 1日 11:03に投稿されたエントリーのページです。

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