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大人になってから読みました。「赤毛のアン」

松本侑子さんの訳の「赤毛のアン」を読みました。子どもの頃、冒険ものとか歴史ものとか、推理ものなどを好んで読んでいた私には、少女文学などの甘いカバーの本には少し抵抗がありました。でも、この名作はいつかは読んでみたいと、いつも思っていました。
読み終えて、抱いていたイメージ、先入観とはまったく違った小説でした。これは子どものためだけの物語ではなく、ましてや夢見る少女のための本ではないと感じました。たぶん、子どもの時に読む印象と、子どもを育てている母親の立場になった今とでは、受けとめるものは大きく違うのでしょうけれど、マリラ、マシューのアンに対する愛情の深さ、登場人物の知的な会話、心理描写の繊細さに、深く感銘を受けました。
子どものいないマリラとマシューは、アンを引き取ることになりますが、子育ての面において、役割分担がありました。躾の面でマリラ、マシューは「甘やかして台無し」にしてしまうとマリラが心配するほどアンをかわいがるのですが、いつも観察し、耳をかたむけ、褒めることを忘れません。
『だが、こうした二人の役割分担も、そう悪い取り決めではなかった。かりにマシューが「甘やかし」ても、ちょっとした「褒め言葉」が、時には、世界中の良心的な教育を束にしたくらい、うまく働くこともあるのだから。』
この一説がとても好きです。褒めること。正直難しいと思うときのほうが多いのですが、本当にそうだなぁと思います。
そして、アンの想像力豊かなおしゃべり。人生を楽しくさせるためのエッセンスのひとつは、アンのように自らが持つ豊かな想像力ではないでしょうか。壁にぶつかった時、悲しい時、失敗した時、つらい状況から立ち直るすべは、自分の考え方ひとつです。アンの勇気と前向きで素直な気持ち。今は複雑な世の中だから、本当に心あらわれるような気がします。 平凡な日々を過ごす私も、考え方を少し変えるだけでグリーン・ゲイブルズとはいかなくても、住む場所が美しく見えたり、毎日が楽しくも、つらくもなるものなのかなあと思います。 子どもの頃読まれた方も、大人になってから読み返されると、新しい発見があるかもしれませんね。
『赤毛のアン』(Amazonのページにとびます。)

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コメント (4)

こんにちは~
赤毛のアン、なつかし~
私は、中学生の頃読んで、
2年ぐらい前に松本さんの訳でも読みました。
中学の頃の友達で、赤毛のアンにはまってプリンスエドワード島まで、旅行に行った人もいます。
たしかに、子供の頃読むのと、親になってから読むのとでは
だいぶ印象がちがいましたねー

はるみ:

こんにちは!
さすが読書好きののんびりこさん。
もちろん、読んでらっしゃいましたね!
娘さんももちろん読んでらっしゃるのでしょう?
やっぱり子どもの時から、いっぱい本を読んでおくんだったなーとしみじみ思う時があります。
(今も努力しないと、なかなか読めないですけど・・・)
同じ本を読んでも、その年齢にあった心の種がたくさん詰まっていますものね。
最近、「星の王子さま」も再読しました。
また、違うものが見えました・・・・。

りっつ:

私は4年生の時読みました。アンを真似てよく空想にふけっていました。実はすっごく影響受けました。続編の「アンの愛情」「アンの青春」などなど懐かしいな~。母となってまた読みたくなりました。思い出しただけでワクワクしてきました。

はるみ:

むつみのクラスのお友達も、今読んでいるそうです。
なかなか長編だけど、小4でももう読めますね。
ちょっと悩みも増えてきたお年頃、影響を受けること多いのかもしれませんね。
むつみは、まだまだ長い活字はちょっと無理みたいです。

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2005年4月15日 10:42に投稿されたエントリーのページです。

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