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やりたいことをやっているのではなくて、やりたくないことをやらないだけ

DVDで映画『かもめ食堂』を観ました。

誰にも頼らず、誰のせいにも出来ない海外でただ一人、
「ここなら出来る」「これなら出来る」という信念をもって、
一人もお客の来ない食堂でコップを磨きながら、いつか来るであろう客を待っているサチエさん。
人を恨むでもなく笑顔で、人に期待するでもなくただコツコツと、凛として毎日を暮らしていきます。
そして、自然と仲間も増え、お店はだんだんにお客さんが来るようになり、
ある日、お店は満席になるというお話です。

「やりたいことをやっているのではなくて、やりたくないことをやらないだけ」とサラっと答えられるのは、
スゴイけれど、
その裏には、人に見せずにいるさみしさや不安に負けない強さや、
丁寧にちゃんと働く努力をしているからこそ、
かっこよく響いて言える一言なのだと思います。

まだ観ていない方のために、詳しくは言えませんが、
私は、最後に一人行くプールでのシーンがいいなあと思います。
きっとサチエさんはかもめ食堂や、自分の頑張りを、
誰かに認められたいと思ってやっているのではなく、
ただ自分の目標に向かって進んでいる人だとは、思いますけど、
人は誰も「誰かに自分を見ていてほしい」「人から認められたい」と、
無意識のうちに思って生きてしまう部分があって、
うまくいかないときに、「人に理解してもらえていない」「自分はちっぽけな存在だ」という風に、
自分で自分の範囲を狭くして、苦しい思いをすることがあるんじゃないかと思うんです。
誰も自分のことなんか見ていないと思われる世の中で、
あのシーンはとても重要だったと思います。
とても開放された気がしました。

小林聡美さん、とても好きな女優さんです。
フィンランド、森が人の心を優しく豊かにするというお話、ムーミン谷を思い出します。
北欧の森には、本当に妖精が住んでいそうですものね。

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2006年10月24日 10:43に投稿されたエントリーのページです。

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