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食べるスープ



今週で、ホームヘルパーの実習が終了しました。

3年程前から少しずつ、実家の両親の生活と健康に漠然とした不安があって、
この1年ほどで、具体的にいろいろと変わってきました。
今後の生活を子供としてどうサポートすることが、みんなにとってよいことなのかをずっとずっと考え続けてきました。
考えすぎていた時期もありました。
こうして実習を終了してみて、介護の勉強をする前と今とでは、気持ちのあり方がとても変わりました。
知識を得るということは年齢に関係なく、人にとっていつまでも大切なことだと感じています。
 授業を一緒に受けた新しいお友達、
 毎回知っている知識と経験を一生懸命伝えてくださった先生、
 実習先でお世話になった方々、みなさんから多くのことを学びました。
  新しいことを始めるには少し勇気がいりましたが、本当によかったと思っています。

私は日頃から食べることに興味があるので、
実習先で高齢者のみなさんがどんなお食事を召し上がっているのかがとても気になっていました。
毎週、近くのデイサービスからボランティアでお弁当をお届けして5年になりましたが、
実際召し上がっていただいているところを見る機会はありませんでした。
皆さんご存知のこととは思いますが、介護の現場では、
その方、その方の体力に合わせて、常食、きざみ食、ミキサー食があります。
私は、「ミキサー食」を初めて見ました。
どれもが均一に流動食になっていて、色だけではなんのお料理か判断できませんでした。
体力が弱ったり、体に不自由なところができると食事は楽しいことではなく、
栄養を取り込むための試練にもなってしまうこともあるのかもしれません。
確かに私たちも風邪などで寝込んでいるとき、食事をとったり、噛むのもつらい時があります。

この春に、辰巳芳子さんのドキュメンタリーの番組をNHKで放送していました。
(「おいしさを待ち続けて~料理家 辰巳芳子の四季~」3月5日放送)
本にも書いていらっしゃるのでご存知の方も多いと思いますが、
辰巳さんは、日本の病院食に疑問を抱いていらして、
体力の弱った方、食事や水を飲み込みにくくなる嚥下障害の方にも美味しく栄養をとってもらうため、
栄養のあるスープを作ることをすすめていらっしゃいます。
番組の中では、辰巳さんの考えに賛同された病院が病院の調理場で全員が一丸となって、
体にやさしいスープを作るシーンが放送されました。
かぎられた時間、人数、調理器具を使って大勢の食事を作るというのは大変なことだと知りました。

この夏は、とても暑く、両親も食欲がおちました。
スープを作って持っていったりしています。
この人参のスープは、放送された病院のみなさんが作っていたスープです。
人参の甘さがとても美味しく、家族にも好評です。

   少し暑さも和らぎましたね。
   おとといからは、夜鳴く声がセミから虫の声に変わりました。
     生活の中の時間のかけ方が、少しずつ変化していきますが、その時々を大切に・・・。
     これからもこちらでは、お気楽で楽しいことをご紹介したいと思っています!

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コメント (2)

玲子:

自分が年をとるにつれ子供は成長し、親は老いていく、ということを実感させられるこの頃。こうして世代は代わっていくのかな、と思いつつ、この繋がりの中で自分がどうあるべきなのか、考えさせられたりします。
手作りのスープを届けられるところにいる春美さん、親孝行です。

はるみ:

こんにちは

なかなかその立場にならないと、わからないことはたくさんありますね。
お互いの存在そのものが、親孝行、子孝行なのかもしれないなあと思います。
子どもがどこでどう暮らしていても、それが幸せな生活なら、私はそれが一番うれしいんじゃないかと、子どもを見ながら思ったりしています。
自分たちの信じる道で、家族みんなで力をあわせて暮らしてらっしゃる玲子さんは、親孝行だけでなく、私を含めた友人も幸せにしてくれていますっ!

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2007年8月24日 10:26に投稿されたエントリーのページです。

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