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再読した本


1993年、辻静雄さんがなくなられた翌年に出版された本です。
ひさしぶりに再読しました。

海外がまだまだ遠かった頃、
「料理天国」で紹介された外国の見たこともないお料理、美しい和食。
洗練された芸術のような食の世界の驚きは、今でも忘れられません。
(毎週、龍虎さんをうらやまし~く観ていました。)
それまでの食の意識を大きく変えた番組でしたね。
本には経営者として指導者として人を育てることの難しさも語られていて、
とても興味深く読みました。

食卓の楽しさを満足させるものとして三つ語られています。
『まず、良き仲間、グッドカンパニー。
次に、自分が健康で心配事があまりないこと。
それから、ちょっと意外かもしれませんが、「自分が忙しいこと」。
瞬間の充実感を味わうには、人間、ある程度の忙しさが必要です。』

忙しさも美味しいご飯の味のうち・・・。
なんだか、とってもシンプルですが、
でも、本来そういうものですね。
一日がんばろうという気になります。

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コメント (2)

Toni:

辻静雄さんは元読売新聞の社会部の記者だったと記憶。
辻家に婿養子で入り、包丁など手にしたことがなかったのを
鯛を100尾、徹夜でさばいたりしたそうです。
大阪には「辻」と付く料理学校がもうひとつあって、
辻静雄さんにあこがれて、それは元は同じだけど
「お家騒動」で別れて、知らずにそっちへ行ってしまった
若い人ががいるという話しを聞いたことがあります。
国立(くにたち)の校舎には辻静雄さん専用の「ダイニング」があるのを見せてもらったことがあります。ゲストを招き、
料理を出し、それを作ったシェフを最後に呼んで、細かに
出来ばえを伝えたと聞きました。
それと、辻静雄さんはフランスのポール・ボキューズをはじめ
そうそうたるシェフを日本に呼びました。「懐石料理」を食させて、その後、フランスへ帰った彼らは「ヌーベル・キュイジーヌ」、それまでの「重いソース」から「見ためにも美しくおいしい料理」を産み出した影の貢献者でもあるようです。
かなり若くで他界してますよね。もし、生きておられたら、
とてつもない日本の「グルメ・ブーム」をなんと評されたでしょうか。

はるみ:

こんにちは

私も書こうかなあと思っていたこと、
たくさんご紹介くださって、ありがとうございます!
師匠から技を盗んで、それぞれの世界で伝えられてきた習慣を横に広げ、
みんなで高めあえる環境を作られた功績は、すごい事だと思います。

本のタイトルは漫画から来ていますが、
こちらもまだ「究極」は決まらないまま100巻近く出ています。
いろいろ話題なった時期もありましたが
これだけ続いているのも、ブレてないからなのかなと思います。

「絶えず自分の作っているものに不満である、
  もっと良いものが出来るはずだ、と考えながら作っているからこそ職人なのです。」

これだけ、食べること大好きニッポンになった今も、
みなが究極だと思えるものは、どこまでいってもないのでしょうね。

毎日3回、めぐってくる食事の時間を、
楽しく、またキチンと過ごしていきたいものですね。

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2007年4月 4日 06:47に投稿されたエントリーのページです。

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