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空色のピアノ

私が子どもの頃、習っていたお稽古事の事です。
お習字は8年習いました。
ピアノは6年習いました。
そろばんは3年習いました。

お習字はとても好きでしたので、通うのはいつも楽しかったです。
そろばんは、小4からで行動範囲が広くなっていたので、
なんだか友達と遊びに行っていました。
裏庭で筍を掘ったり、帰りにおでんを買い食いしたり・・(笑)
そろばん教室は、なんだか道場のようなところで、月に一度全員で大掃除をさせられました。
今は、そんなところはまずないでしょうね。

ピアノは恥かしながら、つらかったのです。
今思えば、なんて贅沢と思うのですが、
習いたくないのに、通わされたという気持ちをいつも持っていました。
好きじゃないから練習しない→練習しないからうまくならない→うまくならないからつまらない。の悪循環。
練習の日は、隠れても、仮病をつかってもその時は絶対に母にバレて、
「6年生になるまでは続けなさい!」といわれ続けました。
それで、なんとか小学校卒業までは続けました。
辞めてからのほうが、なんとなく趣味で弾いていた気がします。
今はもう全然音符も忘れてしまって、満足に弾けません。

結局は続かなかったのですが、
目標まで「がんばった」という記憶だけは、ちゃんと残りました。
早々にやめていたら、ピアノをみつめる気持ちはもっとさみしいものだったかもしれません。
大人になってからのピアノは、姪が遊びに来て弾いてくれたり、
娘がポロンポロン遊んだり、そんな感じでした。

ずっと両親2人の家にピアノがあっても、誰にも弾いてもらえないので、
ピアノを引き取ってもらうことにしました。
修理、調整をした後に、役に立ててもらえる国に寄付してもらいます。
どこの国にいったかは、その国からの絵葉書が届くそうです。

頼んでいた真夏の暑い午後。
2人の業者さんが、青い空色のカバーをかけて、運んでくださいました。
トラックの荷台に意外と小さく、チョコンと乗った空色のピアノ。
外に出て喜んでいるような、これからの行き先を楽しみにしているかのように見えました。
ゆっくり発車したトラックに、小さく手を振りました。

子供の習い事は、必ず始まる「辞めたい」「行きたくない」・・・。
これは親となった今、続けさせるエネルギー、これは大変だということがよくわかります。
大人になってからだって、習い事をちゃんと続けるのは難しいことなんですから・・。
でも、何が残るのかは、ずっと後になってわかることなんだと思います。

これから海外で弾かれるピアノを想う日々も、私のピアノのお稽古の記憶になります。

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コメント (3)

zukudase:

ピアノを見送るHarumiさんの後ろ姿が目に浮かびます。
きっと、海外でよろこんでもらえるでしょう。

玲子:

ああ~、そのピアノうちに届かないかしら~。
やりたいと言って始めたゆりあと、ついでにやってみようかなと珍しく習い事に興味を示して始めた健祐と、ママのムチを受けながら借り物のキーボードで細々と練習しながらとりあえずピアノを習い続けている二人。

はるみ:

玲子さん

お聞きしていたら、調べてみたんですけどね。遅かりし・・。
オーストラリアではベビー用品とかリサイクルがとても盛んでしたよね。
ニュージーランドもきっとありそうかなあと思いますが・・・。
健ちゃんもゆりあちゃんも習い事、だんだん増えてきましたね。
今度は、演奏を聞かせてもらいたいなあ。

Zukudaseさん
どこの国に行くのかなあ?絵葉書がとても楽しみです。
子供たちに囲まれて、きっとピアノも幸せに過ごせると思います。

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2007年8月 9日 08:58に投稿されたエントリーのページです。

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