« 娘に感謝 | メイン | 春の香り »

手仕事を見る機会

asano.jpg


本屋さんで「カバーをおかけしますか?」と聞かれたとき、
いつも、お断りしていました。
理由は2つあって、カバーのゆるゆるした手触りが好きでない事と、
カバーをかけて大切に読むより、
くたくたになるまで読み古したくらいの本のほうが、
好きだという理由です。
電車などで、何の本を読んでいるのかわかると恥ずかしいという気持ちは、
あまり持ち合わせていないのです。

ある日、普段あまり行かない本屋さんで、
ふと気が向いてカバーをかけてもらったことがありました。
その手さばきの美しさと、仕上がりのよさに驚いてしまいました。
両脇もきっちりと織り込んであり、
背表紙もあらかじめ筋目をいれてから、かけてくれているので、
背の部分が指に当たったとき、そのすっきりしたラインが気持ちいいのです。
カバーの紙自体も大きめで上質です。
書店の意識からして何か違うのかもしれません。
それから、しばらく店員さんの手仕事が見たくて、
いろいろな書店でカバーをお願いするようになりました。
でも、その店員さんほどの感動にはなかなか出会えていません。
きっと、普段も素晴らしい方なんだろうなあと想像しています。

そういえば、店員さんの手作業を見る機会というのは、とても少なくなりました。
レジもピッピだし、駅の改札も無人になりましたものね。

娘は、学食のラーメンの湯きりのしぐさで、カッコイイと思っている方がいるそうです。
その方が作ったラーメンは美味しいと言っていました。
仕事は、誰も見ていないようで誰かが見ているものだなあと思います。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.redolog.net/mt/mt-tb.cgi/3663

コメントを投稿

About

2009年2月10日 19:46に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「娘に感謝」です。

次の投稿は「春の香り」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。