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9月に読んだ本

201009gatu.jpgしばらくお休みしてしまいました。
みなさまお元気でしたか?

朝は希望に起き 昼は努力に生き 夜は感謝に眠る
毎日をそう過ごせれば、素晴らしい一日だけれども、
やっぱり暮らしの中にはうまくいかないこともあるし、
不安があったり、悩みがあったり、思ったようにはいかないものです。

「それの何が原因なんですか?200文字以内でまとめなさい」と言われたとしても、
はいわかりました、と書ける人はきっとモヤモヤしないはず(笑)
自分の気持ちというのが、結局のところ自分が一番わからないのかもしれないなあと思います。
大丈夫と思えたり、自信がなくなったり、
自分は正しいと思えたり、自己嫌悪になったり、
このシーソーゲームのような自問自答のバランス、微妙な均衡があるものだなと思います。
このバランスを崩しそうになる時、手に取る本は「小川洋子」さんの本です。
小川さんの本に出てくる登場人物は、記憶だったり、手足だったり、聴覚だったり、
何かをなくした人が多くでてきます。
持っていない、なくしたという事を、こころ静かに受け止めている人ばかりです。
丁寧で豊かな表現で綴られた言葉の一節には、
ドキドキする程の感動があります。
それは一瞬で浮かび上がるものではなく、
静かに水面に遊ぶ水鳥も水の下では一生懸命足をかいているように、
書くという作業の自問自答の中から生み出された言葉の積み重ねでできた物語だと思うのです。
そういう文章は、何度読み返しても素晴らしいと感じます。

物事の一つの行き着く先までにはいくつもの過程があって、その中のわずかな部分、
そのわずかな部分が人には見逃されがちだけれども、
自分にとって大切な何かであったりします。
読書に求めるものや楽しみはたくさんありますけれど、
本の中にその大切な部分を探したり感じたいと思う、それが本を手に取る理由だと思っています。

「小川洋子 対話集」の中には、様々な分野の著名な方との対談をまとめられたものです。
小説を書く時にストーリーよりもまず場面が頭に浮かぶそうです。
とても鮮やかで色も言葉もはっしていて、リアルなものだそうです。
「ーけれど、それを紙に書き写すのはすごく骨が折れて、どんな一行も大抵はうまくいかないんです。必ず失敗の連続なんですね。これしかないという一行を得られる事は少ないですね。そういう敗北の積み重ねが物語に残るという感じです。でも、やっぱり書いてしまう。言葉でしか表現できないものもあるという、言葉に対する理屈のない信頼感をよりどころにして。それに私、言葉以外に道具を持っていないんです。」
(レベッカ・ブラウン氏との対談「言葉を紡いで」より)

最後の五木寛之さんとのお話がとても良かったです。
五木さんの本が読みたくなりました。

宇野千代さんの本は、頑張ろう!と思えて大好きです。

「行動することが生きることである」 宇野千代さん
「フォーカス・リーディング 1冊10分のスピードで、10倍の成果を出す「いいとこどり」読書術」 寺田まさつぐさん
「小川洋子 対話集」 小川洋子さん
「バイバイブラックバード」 伊坂幸太郎さん
「妊娠カレンダー」 小川洋子さん(再読)

速読の本は今書店にいっぱいありますね。
もう少し早く一冊を読めるようには・・・なりたいです。

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コメント (4)

sacchan:

こんにちわ。お久しぶり♪

私も仕事をお休みしている今(まだ)、
さぞかし心穏やかに今まで出来なかった事に精を出せると思っていたのに・・・
片付けも、読書も、なかなか会えない人に会うことも、
思う通りにはできていません。

「これは病気?」と思うくらい気持ちが沈んだりすると、
すべての思考が止まってしまって1日ぼーっとしてます。

それでも何冊か本を読みましたが、日頃の癖でまさに走り読みな感じ。
読み終わってから「もう少しゆっくり読めば良かった」っと後悔することも・・・

速読も忙しい生活には一つの方法かもしれませんが、
ゆっくりじっくり1冊と向き合う読書も良いのではないかしら(^^)

まるみ:

おひさしぶりです。

たくさん本を読みたくて速読にチャレンジしました。
・・・が ダメです。
とても目が疲れます。

9月に読んだ本の中に初めての作家さんがおりました。
「四十九日のレシピ」伊吹有喜
あったかい気持ちになりました。
おヒマがありましたら・・・。

はるみ:

sacchanありがとう

以前山に登っていた時、
年配の方達は途中の風景を楽しみながら、登り方はとてもゆっくりでした。
ただ早く頂上を目指してがむしゃらに登っていた私。
経験不足もあるけれど、本当の楽しみ方を知らなかったなあと今は思います。
たぶん読書もそうですね。
今は、途中で読むのを一旦やめて温めておく?!っていう読み方も結構気に入っています。
読むのを再開したときに、いっきに読んでしまうのとは違う楽しみ方が出来ます。
そういうふうに考えると、お仕事のお休みもきっと大切ですね。
私もボーッと過ごす一日ありますよ。
きっと必要なことだったんだわ、といいようにとる事にしています(笑)

試験の勉強の為にも速読が有効かしら?と思ったんだけど、
なかなか記憶に繋がらず、うまくはいきません・・・。
もっと本腰を入れれば違うのかもしれません。
そんなこんなで勉強が進まず、気持ちばかりあせる日々です。

はるみ:

まるみさん
本当にお久しぶりです。
速読は日々の基礎練習も必要ですし、まさに体育会系ですよね。
頭の中の意識も「押忍、速読入ります!」という切り替えが必要(笑)
スムーズに使えるようになればいいんですけど。

本のご紹介ありがとうございます!!!
タイトルからして泣けそう〜。興味津々です。
こうして紹介して頂くと、初めての作家さんを読むきっかけができてうれしいです。
今度探してみますね。

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2010年10月 7日 07:20に投稿されたエントリーのページです。

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