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2012年 3月に読んだ本

「ここに消えない会話がある」  山崎ナオコーラ
「人質の朗読会」  小川洋子
「すいかの匂い」  江國香織
「論理と感性は相反しない」  山崎ナオコーラ
「対岸の家事」  南伸坊
「サウスポイント」  よしもとばなな
「何も持たずに存在するということ」  角田光代
「パーマネント野ばら」  西原理恵子
「知ることより考えること」  池田晶子
「時を刻む砂の最後のひとつぶ」  小手鞠るい
「ロック母」  角田光代
「いま聞きたい いま話したい」  瀬戸内寂聴 山田詠美
「日本の作家15人による ものがたりのお菓子箱」 

churippu20121.jpg13冊読みました。
「パーマネント野ばら」はマンガですが、図書館にありましたし、
一冊に加えようと思います。
この中に長年連れ添った夫婦、ご主人を見送るシーンがあります。
ご主人が倒れ、虫の息であることを見つけた奥さんは見て見ぬ振りをしてそっと家を出ます。
その事を友人に伝えると「救急車を呼ばなきゃ」と周りは大騒ぎ。
でも「今日は晴れのいい天気だから、このまま逝かせてあげたい」と奥さんは言うのです。
今、胃ろうの問題や延命についてよく議論されています。
私は自分の経験もあって、このシーンは心に残りました。

「ここに消えない会話がある」には、残しておきたい言葉がたくさんありました。
メモに残しています。

「日本の作家15人による ものがたりのお菓子箱」お菓子箱という企画とかわいらしい装丁は、きっと若い読者に手に取ってほしいと願った本だと思います。
谷崎 潤一郎、有島 武郎、小川 未明、中原 中也、梶井 基次郎、川端 康成、三島 由紀夫、星 新一、中島 敦、井伏 鱒二、伊丹 十三、吉行 淳之介、深沢 七郎、萩原 朔太郎、小川 洋子という方々の書かれたものがたりが綴られています。
今から90年以上も前に書かれた文章を筆頭に、まったく古くない登場人物が生き生きと描かれています。
川端康成さんの「片腕」の文章、素晴らしかったです。
「古都」しか読んだことがありせんでした。こんな短編もあったのですね。
教科書の「山椒魚」しか知らなかった井伏鱒二さんの「白毛」も大変面白く読みました。
古い本は読みにくいと思っていましたけど、そんなことはないんですね。
昭和の文豪の文章に触れる事の出来る、感動と驚きのつまったいい本だなと思いました。

「知るより考えること」今は欲すれば情報はすぐに手に入る時代ですが、
知るということ、思うということ、感じるということと「考える」はまったく違うんだなと思いました。
私が普段考えてると思っていたことも、実は思っているだけだったんです。
「考え」なくちゃいけません。

今年のチューリップが咲きました。
赤と白、日本の国旗みたいですね。
これから別の種類も咲いてくると思います。
楽しみです!

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2012年4月 2日 20:23に投稿されたエントリーのページです。

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