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2013年 8月に読んだ本

「台所のおと」  幸田文
「君と一緒に生きよう」  森絵都
「スコーレ No.4」  宮下奈緒
「言葉にして伝える技術 ーソムリエの表現力」  田崎真也
「手術はしません 父と娘の「ガン闘病」450日」  団鬼六 黒岩由起子
「みをつくし料理帖 残月」  高田郁
「台所帖」  幸田文
「蹴りたい背中」  綿谷りさ
「年寄りはだまっとれ!?」  米谷ふみ子
「梅原猛の授業 道徳」  梅原猛
「あなたは欠けた月ではない」  光野桃
「ごはんよければすべてよし」  宮脇彩

常識を逸した目や耳を疑う稚拙な行動が問題になったり、
この国の将来を左右するような決定が、景気の回復を隠れ蓑に行われようとしている気配や、
未だに世界を揺すぶり続ける原発の後処理問題。
報道を読むたび、焦燥感だけがつのります。

施設にいる大正13年生まれの父もこの夏だいぶ弱くなりました。
戦争経験をした世代の人口が減り、記憶が遠くなる中で、
未経験の世代に全て託されゆく不安を、見舞いに行く度に考えるようになりました。
今月読んだ梅原猛さんの本は出身校である「洛南高等学校付属中学」(3年生)で行われた道徳の授業をそのまま一冊にまとめたものです。

哲学者の梅原さんの本は読みたいと思っていました。
久しぶりに付箋をつけて読みました。
道徳の教育が学校でも、家庭でもされていないという状況が、
いずれ招く将来を案じた上での授業でした。
「日本人全体の道徳心がマヒしている」2003年、10年前の本です。
umehara.jpg山本容子さんの装画が力強くて心ひかれました。(「よだかの星」)
今書店にある文庫は装丁が違うようです。
世の中に多くの本がある中で、道徳について書かれている本は数少ないと思います。
図書館だからこそ出会える本というのもあるものです。

「年寄りはだまっとれ!?」の米谷ふみ子さんの本も、
戦争を生きた世代の方の教えが多く書かれています。
若者よ!「もし貴方に想像力がないならば、武器を造らないことを誓い、戦争を起こすと、普通の生活がある家が、前の道が、戦場になることだけでも覚えておいてください」

「みをつくし料理帖 残月」高田郁さん、温めて読みました。
高野豆腐が食べたくなりました。
先月読んだ「銀二貫」は大阪が舞台のお話なので、
大阪に住む兄に送って、久しぶりに電話で話しました。
15離れた兄はクリスマスにいつも本を枕元に置いてくれるサンタさんでした。
本好きだった兄も「今はすっかり読めなくなった」と言っていました。

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2013年9月 2日 19:44に投稿されたエントリーのページです。

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