岩波ホールに映画「ハンナ・アーレント」を観に行きました。
このところ新聞で取り上げられる事も多く、大変混雑していると聞いていたので、
思い切って1時間半前に行きました。
案内がすぐなので、立っている時間はそれほどではありませんでした。
座席は満員でした。
悪とは何か、愛とは何かを問い続けたユダヤ人哲学者の実話に基づく映画です。
ラスト8分間の大学での講義のスピーチ、『悪の凡庸さ』「思考放棄が悪を生む」。
全世界から友人からさえも批判が集まる中で、講義に集まった多くの学生、
その表情が救いでした。
次の回にも行列ができていました。
多くの人が現代の問題に重ね合わせて、その勇気の言葉を聞きに来ているのだと思いました。
12月13日までです。