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悩むから工夫する

shishuu.jpg職場の関係の方から招待券をいただいて、
最終日にこちらの展示会に伺いました。
日本刺繍の素晴らしく華やかな作品の数々、
まさにひと針ひと針、
細い針と糸だけで、絵にも書けないような美しい作品を生み出す情熱は、
どこから生まれるのだろうと、ため息とともに見ていました。
全てに神経が行き届き、いまにも動き出すかのような花鳥風月。
運よく草野さんご自身のお話をお聞きすることができました。
日頃からとても心配や悩みが多いそうで、
「いつもと違う鳥の鳴き声が聞こえれば、怪我でもしているのではと心配になり、
枯れかかった花を見れば、どうにかしてまた元気にならないものかしらと悩み、
ただそういった思いを作品に込めて、
作品の中では鳥は元気に羽ばたき、花は息を吹き返す。
うまくいかなければ悩むけれど、悩むから工夫するのです。」
そうおっしゃっていたお話が印象に残り、
祈りを込めていらっしゃるという事なんだなあと思いました。

今は亡き佐藤初女さんが「暮らしは祈りです」とおっしゃっていました。
その言葉を初めて聞いた頃よりも、
「日々の生活の中に祈りがある」という意味が、
ようやく少しわかるようになってきたように思います。
まだまだうまく言葉では表現できません。

最近読んだ小川洋子さんと河合隼雄さんの対談の本の中からも、
物語が持つ意味合いを語られる部分があって、
その文章から感じた言葉も祈りでありました。

小説を書く、刺繍の作品を作り上げる、ご飯を炊く、洗濯物をたたむ、
空を見上げる、草木に水をあげる、おむすびをむすぶ、
できることは違っていても、
おそらく全てに物語、祈りがあるのかもしれないと感じています。

生活の中にある些細な悩みも工夫して、
昨日と何かが違う自分ができればいいなあと思います。

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2018年1月18日 21:17に投稿されたエントリーのページです。

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