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2006年3月26日

素朴庵

【住所】国立市谷保6721-1
【TEL】042-571-0019
【営業時間】11:00~15:00 17:00~20:00 第1.3月火定休
【HP】http://kunitachi.shop-info.com/sobokuan 多摩地区で気になっていた店。  場所の確認を怠る。(自分としたことが・・・)矢川駅に到着→駅近なことはわかっていたが、中々見つからないので、公衆電話へ。電話口に出た店員さんが親切に道案内してくれた。(好感)  矢川駅を南方向へ200M看板が見えてきた。  暖簾をくぐる。「先ほどのお電話の方ですか?遅いので、間違えて教えてしまったのではないかと心配してました。」中々ここまで声かけてくださる店員も珍しいなーと思いつつ、玄関左に打ち場とテーブル16席のこじんまりした空間。一番奥のテーブルへたどりついた。   
 「まず、もりと田舎と更科はすべて十割で、もりは、一旦おそばの殻をむいた粉を石臼で挽いた粉に粗引きの引きぐるみ粉を3割ブレンドした粉、田舎は挽きぐるみ粉だけの粉、更科は、そば粉の中心部だけで打った粉、そしてかけそばに使うそばは、二八そばでございマース。」と説明していただいた。
 隣に母子の親子連れがいたので迷った。また、一生懸命おそばの説明をしてくれた店員さんにも申し訳ないと思いつつ、「冷酒一本ください。」と言ってしまった。  それから、知人に進められていた「角煮」と「素朴煮」を注文する。  「「素朴煮」はお通しで出てきますが・・・」  ということで、角煮を注文。
 しかし、前述のとおり、この店員さん、素朴庵そのもの。素朴に筋金が入っているよう・・。
 吉野川の冷酒は、すっきりマッタリのおいしいお酒です。以前、同じラベルの一升瓶の吉野川をよく飲んでいたが、これとは中身が違うんだろうか?非常においしかった。  「素朴煮」登場。細かくサイコロ上に切り刻んだ椎茸、人参などをそばの抜きと一緒に炊いている。  あっさりした味が日本酒にはよく合っている。  「角煮」も登場する。煮卵つきとそうでないものがある。当然煮卵つきを選択した。十字に四つ切りしたたまねぎをそのまま煮込み、角煮も大きくてやわらかく口の中でとろけるよう。たまねぎの甘さが程よい。  角煮のようなダイナミックさと素朴煮のような繊細さ、特徴をよく捉えたそれぞれのおいしさがある。
 ご主人と会話から前述の4種類すべてのそばを手繰ることになった。  2色もりで十割の「もり」と「更科」を頼もうとした。田舎は、他店ではあまり食べないので・・と言ってしまったことが、いけなかった。  十割の「もり」は、粗引き粉3割を丸抜き製粉したものとブレンドしている。このもりは、他店では「田舎」あるいは、「粗引き」として、出しているようなそば。その違いを理解するためには、うちの田舎を食べないと違いがわからない。また二八が好きで、「かけ」でなくわざわざ「もり」で出せというお客もいる。これも食べていけ。特別4種類出そう。   とのことであった。
 まず、「更科」。更科を十割で出す店は、数店ほどしか聞いていない。細打ちの美しい純白。抜群ののど越しと更科独特の甘さが決して少ない量ではないのだが、あっけなくで胃の中に納まってしまった。
 続いて、「二八」。やはり細打ち下をすべるのど越しの良さが印象。(更科の後に食べるのは良くないかも。)
 3番目は「もり」。非常に甘みの強い香り。独特のシャープなエッジ、滑らかな引きぐるみの中に3割の粗引き粉が舌を刺激する。この食感は独特のもの。これは気に入った。これまでのそばいや、他店のそばとはっきり違う。
 最後は、「田舎」。粗引き粉十割の35メッシュ繋ぐのがむづかしそうな粉であった。  しかしこのざらつき間がたまらない。そして「もり」よりも若干苦味を多く含んだ粉は、粗引き好きにはたまらないであろう食感であった。
 ご主人は、「延し切る」という表現で、木鉢も独特の形状で底部に微妙に角度がついている。粉の性質や製粉で十割を打つのではなく、打ち手の技術で十割を打つご主人である。  汁は、少し甘く感じたが、そばの香りが映えるものである。
 蕎麦湯はとろとろのポタージュ系。

 ご主人には、次回そば打ちを見学させていただくことを約束して満腹のお腹をさすりながら店を出た。

投稿者 kanai : 2006年3月26日 22:51

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