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2009年6月29日

蓮月

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    【店名】蓮月(れんげつ)

    【住所】東京都大田区池上 2-20-11

    【アクセス】東急池上線池上駅 下車徒歩10分

    【電話】03-3755-4170

    【営業時間】11:30~18:00頃

    【定休日】(原則)水曜日

 蕎麦は手打ちじゃなければダメとか、石臼自家製粉じゃなければダメとか言う 『こだわりの蕎麦通』 の方にはお勧めしない。昔懐かしい"街のお蕎麦屋さん"の雰囲気を味わいたいという方に 是非お勧めの 『癒し系』 のお蕎麦屋さんである。

 大田区池上は、本門寺を中心に大小20以上の寺院が集まる寺町であり、静かな住宅街でもある。本門寺正面の石段下の総門を左に曲がり池上梅園の方に進む。少し先の本町稲荷のとこを左に曲がると昭和時代にタイムスリップしたような木造の建物が目に飛び込んでくる。ここが蓮月そば店だ。
 門前町のせいか古い街並みが多く残る池上のなかにあっても、このようなレトロな蕎麦屋がだ都内に残っているなんて感動ものである。神田まつや、虎ノ門・砂場などの有名店も良いけれど、蓮月だって負けてはいない佇まいである。

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 この建物は昭和の初期に建てられた木造建築で、瓦屋根に板壁、2階の凝った手すり、格子の入った窓など、何とも良い感じで昭和を感じさせる外観である。紺色の暖簾を潜り、ガラスの板戸を開けて入った店内は、4人掛けのテーブル2卓があり、あとは小上がりに8人ほど座れる座卓が2列と、こじんまりした店である。
 天井には扇風機が取り付けられ、小上がりの壁には古めかしい大きな鏡がある。また土間には今ではほとんど見かけなくなった赤いコカコーラの冷蔵庫や、ブラウン管のテレビなどが置かれ、レトロな雰囲気を醸し出している。
 小上がりの鏡の上には昭和初期に書かれたという古めかしいお品書きが掛けられている。それ以外にも手書きのお品書きがあちこちに貼られているが、どれも庶民的なメニューで値段もまた庶民的で嬉しくなる。品揃えも豊富で、街のお蕎麦屋さんの定番としてご飯もの、ラーメン、冷やし中華、更にはおでんなども扱っているが、庶民的な雰囲気のこのお店には違和感がまったくない。
 きっと、ひと昔前までは、近所の人達が銭湯に行ってさっぱりした後に手拭いや手桶を持ったままこの店に立ち寄り、板わさかおでんなどのつまみを1~2品頼んで、ビールか酒を少しやり、〆に蕎麦を手繰って帰る、なんていう光景がまさにぴったりのお店である。

 池上本門寺周辺には、この蓮月以外にも酒屋や海苔屋、甘味屋など昔の建物を大事に使っている店舗がまだまだ残っていて懐かしい風景に出会うことができる。本門寺、池上梅園、池上七福神などを散策し、お腹が空いたら蓮月に寄り昭和の蕎麦屋の雰囲気に浸ることをお勧めする。

<お品書き>
 もり、かけ 450円   たぬき、きつね 500円   ざるそば 550円   月見そば 600円
 肉南ばん 600円  おかめそば 650円  カレー南ばん 650円  本鴨南ばん 800円
 天ぷらそば 700円  天ざるそば 750円  にしんそば 700円 
 清酒・小野川(1合) 400円

 

投稿者 ishigaki : 2009年6月29日 22:25

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