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2011年1月29日
京都 じん六
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江戸ソバリエ倶楽部でもお世話になっている太野祺郎さんの本によると『じん六』のご主人は美味しい玄そばを求めて日本中を歩いており、農家に蕎麦の育成を指導もされているというすごい方であるそうだ。また普通は「新そば」ほど美味いとされているが、『じん六』のご主人は1年以上冷凍保存して低温熟成させた蕎麦が美味しいということを実証されており、このお店には2年分の「新そば」より美味しい「ヒネソバ」を出されている。これは雪の下に保存する野菜は糖分が増して美味しくなる理屈に近いようで、「新そば」の若さや、粗さが抜けて味が濃くなりコクがでるそうだ。
店内はテーブル席2、座敷席2という、小じんまりしたものだが、天井が高くガラス越しに前庭が良く見えるせいか狭さは感じられない。
伺ったのが調度お昼時であったが待たずに座ることができた。今日の京都は日が差したかと思うと時々小雪が舞う寒~い日で、まずは思わず『熱燗一本』と注文したくなるが、「仕事中」と自分に厳しく(?)言い聞かせて我慢する。
注文はどのそばにしようかと迷ったが、3種類のそばを味わえる「そば三昧」をお願いする。この「そば三昧」は盛りの量を好みで注文することができる(普通・大盛り・特盛りの3種)うえに、薬味も「山葵」か「辛み大根」かを選択することができるのが良い(葱はこのそばには付かない)。
今日は茨木、徳島、福井のおそばが出されたが、どれも甲乙をつけられない美味しさだった(確かに新そば並みか、それ以上に美味しかった!)。汁は色は薄いが味は濃いという感じのしっかりしたものであった(汁の色は白醤油を使っている?)。
せっかくなので、このお店の売りである「そばがき」も注文した。こちらは「山葵」と「汁」が小皿で添えられる。「そばがき」はきめ細やかでクリーミーでとても美味しい。それにお値段も600円と超良心的である。このそばがきの産地をご主人にお聞きしたところ、なんと2008年の常陸秋蕎麦とのことであった。
最後にこってりしたコーンポタージュスープのような「そば湯」で温まりお店を出るときは大満足で、「熱燗」を我慢していたことも忘れていた。
お店が混んでいたので、ご主人とは残念ながら一言二言交わしただけだったが、「東京から食べに来ました」と言ったらご丁寧に頭を下げられてしまい、恐縮してしまった。ご馳走様でした、また伺います。
<お品書き>
蕎麦三昧(三種類の異なる産地のそば)
普通盛り 1250円 大盛り 1550円 特盛り 1850円
にしんそば 1350円
かも汁そば 1550円
おろしそば 1000円(温) 950円(冷)
山かけそば 1000円(温) 950円(冷)
わかめそば 850円(温)
ざるそば 950円
天ぷらそば 1500円
天ぷらざるそば 1650円
天ぷらおろしそば 1650円
そばがき 600円
ごま豆腐 300円
にしん煮 450円
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