2008年6月28日

甜蕎屋 源平

【店 名】 甜蕎屋 源平
【住 所】 栃木県日光市木和田島2505-4
【電 話】 (0288)26-4675
【営業時間】 平日11:30~15:30
        火曜日定休

 こだわりのそばの旅、奥会津から日光へ「甜蕎屋 源平」に訪問。
 電話での問い合わせでは、予約は受け付けないということで、直接訪問。まず、入口で総勢9名がたじろいだ。
 9名同時は受けられないとのこと。
 折角来たのだから、再交渉!同時でなくても出来た順からという条件をご主人は、聞き入れてくれた。
 

「甜蕎」とは、甘く香りの高いそばのこと。 香りの強い、北海道産の米ソバ(小粒の在来種)を使用。 石臼挽きにこだわるばかりでなく、さらに玄ソバ、丸抜き、メッシュの大小により、粉を挽き分けブレンドする。 ご主人が誇る「月輪そば」(月輪とは、仏教でいう純粋無垢という意味)は売切れ、粗碾きそばといしづえそばを注文した。

まずは、野菜天ぷら。春菊、玉葱の掻揚、ナス、舞茸、椎茸など。カラリと上がった大きめの天婦羅を汁をつけて一気に口に運ぶ。このサクサク感がとてもよく、それぞれの野菜の香りがうまく口に広がってとてもうまい。

約束どおり順番に粗碾きそばが出てきた。運ばれてきた瞬間にそばの香りがする。
少し太めのそばを口に含んでみる。
大粒の粉が舌に触れあいながら、歯で少しかむと独特の香りが染みだしてくるような感覚は、今まで味わったことのない食感だ。
次は、いしづえそば、粗碾ほどのインパクトのある香りはないが喉越しの良いそばに仕上がっている。

汁は、本鰹、宗田鰹、利尻昆布をブレンドした出汁を使用。
基本に忠実な汁で甘めに仕上がっている。

そば湯を注いだときの香りが好感触であった。

日光に旅する時は、ぜひ立ち寄るべし。

なかじま

【店 名】 元祖宮古そば処「なかじま」
【住 所】 福島県喜多方市山都町蓬莱宮古4107
【電 話】 (0241)38-2579
【営業時間】 平日11:30~15:30
        火曜日定休

 水そばで有名な会津山都町、釜前で待ち切れずにゆでたての蕎麦を水につけて手繰ったのが始まりとか。山都の名水につけて、そばの香りを楽しむ。



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 会津坂下ICを降りて、すれ違いもままならぬ山道を約40分走ると宮古地区。飯豊連峰の山々の頂には6月中旬というのに残雪が残る。ここには、12件の蕎麦屋(農家食堂)が点在している。
 中でも元祖宮古そばという「なかじま」。  豪雪地帯で冬の間は、男衆は出稼ぎで村を離れざるを得なかった。ご主人が少しでも村おこしになればと、伝来のそばを一般客に振る舞い始めたのがきっかけで、次第にそばのうまさが口コミで広がり、そばの里として知られるようになった。  何を隠そう、「なかじま」のご主人は、桐屋権現亭の唐橋先生のお父さんだった。
   茅葺の民家の玄関をくぐり、農家の居間、座敷に通される。  こういうところに来た時は、フルコース(3500円)(予約要)ということで、山菜料理と水そばのセットを注文。  手作りの刺身こんにゃく、ウドの煮付け、蕨のお浸し、身欠き鰊の煮付けで舌鼓。  岩魚の唐揚げが登場。塩焼きにした岩魚を更に唐揚げにしたもの。これはカリッとした食感に岩魚の独特の香ばしさが相俟ってうまかった。
 タラの芽、ナス、いんげん、カボチャなどの野菜の天ぷらも素材の良さが本来の深い味覚を醸し出す。
 さてさて、いよいよ水そばの登場だ。  お椀に注がれた宮古の水は夢見乃水とよばれ、ひとまず水だけで一口飲んでみる。  確かにミネラルが豊富と感じてとれるまったりと滑らかな喉越しが印象的。  いよいよ丸蒸籠に蕎麦が盛られてきた。一人前としては、大盛の量。  
そばだけつまんで食すと若干太めでつるつると喉越しがよく、更科のようなエッジの利いた腰の強いそばである。  この地の在来種を雪室で保管して、そのつどロール製粉機で挽いているそうだ。  十割で湯捏ねの玉を使っているため、更科の成分が多く、腰の強いそばに仕上がる。  宮古の水につけて、手繰ってみたが、何もつけずに食べても同じような感じ。  もちろん、汁も供されるのでご安心、水そばは一口でよく、あとは汁をつけて、平らげた。  新蕎麦の時期にきたら本当に香りの引き立つ水そばが食べれるよ。と  今度は11月下旬~12月に来ようと思う。山都の町は蕎麦の町、そば伝承館では、土産物やそば道具も売っている。


2008年6月21日

第6回蕎麦喰地蔵講


【イベント名】 第6回蕎麦喰地蔵講 【住所】 練馬九品院  練馬区練馬4-25-1 ○最寄り駅 都営大江戸線:豊島園駅徒歩2分又は西武池袋線:豊島園駅徒歩5分【電話】  (03)3991-0310 練馬九品院での蕎麦喰地蔵講は第六回目を迎えることになった。この会は九品院の住職、江戸ソバリエ霞の会、無の会、世話人会の人達等のボランティアで運営されている。世話人会案内状にこの会の主旨が記されている。「日頃蕎麦を愛好し、蕎麦を打ち、食べ歩き、薀蓄を語らっているものとして、蕎麦への感謝をこの蕎麦喰地蔵を通して表現し、これをご縁に情報の交換、さまざまな分野で活躍される方々との交流をとおして、蕎麦の歴史や文化を学び、益々の蕎麦知識/技能の研鑽を期待するものである。
そば打ちは無の会の方々がメインで行なわれる。本日のそば粉はニハで益子産と江丹別産のブレンドである。毎回無の会の師匠である王子越後屋さんより特別に仕入れている。献立は一献は練馬のすずしろの里。蒲鉾は小田原鈴広。にしん醤油煮は琵琶湖鮎屋。蕎麦稲荷寿司は江戸ソバリエ特性。蕎麦つゆは小豆島丸島醤油、岐阜白扇酒造の三年熟成みりん。薬味は山葵。葱、甘味は白雪御前で江戸ソバリエ特製。

【次第】
1.蕎麦喰い地蔵尊供養法要(11:00~ 地蔵尊前に於いて)藤木住職の読経と蕎麦献上、参加者のお焼香、住職の合図に合わせてお線香が配られる。その後お焼香が終わり次第、玄関を回り、本堂へ移動。
2.藤木住職の法話(11:15~ )
3.落語「鬼子母神と藪蕎麦」 三遊亭圓窓師匠(11:30~12:15 )
4.食事/歓談(食作法:いただきます。)(12:30~13:15)
5.献立説明
6.食事/歓談(食作法:ごちそうさま)
7.閉会(13:30予定)

投稿者 maejima : 22:22 | コメント (0) | トラックバック

2008年6月17日

打心蕎庵(だしんそあん)

【店 名】 よんたてそば 打心蕎庵(だしんそあん)
【住 所】 東京都世田谷区代沢3-7-14
【電 話】 03-5431-0141
【営 業】 昼 11:30~15:00 夜17:30~21:30LO
【休 み】 火曜日
【アクセス】 小田急線・井の頭線 下北沢駅南口より徒歩15分
小田急バス 梅が丘~渋谷間 下北沢~三軒茶屋間 代沢小学校前より徒歩5分

広い世田谷区の東北部、下北沢と三軒茶屋の調度中間くらいのところ(やや下北沢寄り)に代沢の地がある。代沢というのは代田の「代」 と下北沢「沢」 からとって昭和になってからつけられた地名だそうであるが、かつては総理大臣経験者が2名も住んでいたという閑静な住宅街である。
その住宅街に徳川家康の次男・秀康(結城大納言秀康)の位牌所として江戸時代初期に建立された森厳寺(しんがんじ)という名刹があり、さらに境内には江戸時代に『淡島の灸』で有名になった淡島神社もある。その森厳寺の向かいに、静かな街並みに馴染んだ清楚な暖簾のかかった門構えをもつ『打心蕎庵』 がある。大きく窓をとった和風の2階建ての店は、まるで素敵な個人宅のようである。

道路をはさんで森巌寺と向かいあう店の門には季節ごとに変えられる暖簾がかかり、暖簾をくぐると良く手入れされた和風の庭を見ながら玄関へのアプローチとなる。
店内は外観からも想像がつくような明るく清潔な雰囲気である。玄関右手に石臼を備えた打ち場と8席の大テーブル。左手は4人掛けの横パネル付きの木製テーブルが5卓置かれていて、その奥に厨房が配置されていて、さらに2階にも部屋がある。
蕎麦は基本的に「常陸秋そば」と「福井挽きぐるみ」の2種類を味わうことができ、量も小盛り、中盛り、大盛りを選択できるようになっているのはうれしい配慮である。週末限定ではあるが『手挽き』の蕎麦もあり、これはわざわざ汁も変えて供しているという力の入れようだ。
食器類も和風の凝ったものが多く、蕎麦は水きり用(?)の穴の開いた皿に盛られて出される。といっても出されたお蕎麦はやや緑がかり美しくエッジがたっていて、噛むともちっとした感じで美味しい。水切りはしっかりされており皿の穴は「ご愛嬌」 といったところか。
湯桶で出される蕎麦湯は濃厚タイプでポタージュスープを飲むようでとても美味しい。
天ぷら、玉子焼き、そばがきなどのメニューも豊富で静かな店内で手入れされた庭を眺めながら至福の時を過ごしたくなる店である。この店は下高井戸の商店街で『もち月』という小さな蕎麦屋を営んでいたご主人が2年程前に満を持して開店した店で各所にご主人の心意気が感じられる店名に相応しい店である。

~お品書き~

<冷たい蕎麦>
 常陸秋蕎麦   小盛 780円   中盛 900円  大盛  1260円  
 福井挽きぐるみ 小盛 700円   中盛 800円  大盛  1150円
おろしそば 1100円  とろろそば1100円  冷かけそば 900円 
 鴨そば 1400円  
 手挽きそば 1500円(週末限定) 

<温かい蕎麦> 
 かけそば 900円  九条ねぎそば 1200円  かぶらそば 1300円
 鴨そば 1500円

投稿者 ishigaki : 22:07 | コメント (4) | トラックバック

2008年6月 7日

蕎花庵 ほそ川

【店 名】 蕎花庵  ほそ川
【住 所】 東京都日野市日野 411-4
【電 話】 042-584-0478
【営 業】 昼 11:30~14:30 夜17:30~19:30LO
【休 み】 火・水曜日
【アクセス】 JR日野駅より徒歩20分 または高幡不動行きバスでエプソン前下車徒歩3分

日野は新宿から中央線の特別快速で30分程の街であるが、どこか郊外ののんびりした良い雰囲気が漂う。また日野は新撰組と縁の深い街で、新撰組副長の土方歳三の生家や記念館、菩提寺などもあり、そこからも程近くの川崎街道・広間地児童園の交差点を曲がった先の住宅街に「男の隠れ家」をはじめ、様々な蕎麦関係の本で紹介されている『蕎花庵 ほそ川』がある。
ここは住宅街のなかの個人住宅を改装したお店で看板とのれんがなければ手打ち蕎麦店とはわからないであろう。初めて個人宅にお邪魔するような感じで、ちょっと勇気を出して(?)玄関を入り声をかけるとご主人と奥様が気持ち良く迎えてくれる。何だか久々に会う親戚の家に来たような不思議な感じになってくる。

親戚の家に上がるように靴を脱いで玄関に。玄関の左奥の階段の下には製粉機が置いてある。さらに奥に入ると6人掛けのテーブルと2人掛けテーブルが2卓。そして堀コタツ式の囲炉裏席も用意されている。打ち場は厨房の奥に設置されている。
絵や花も多く飾られており個人のお宅の店舗だからこその暖かさを感じる。そういえば店名の『蕎花庵 ほそ川』は蕎麦と花が好きでつけたそうである。
まずは“ぶっかけ海老おろしそば”を頂く。大根おろしに鰹節、貝割れ大根、葱に加え大きな海老の揚げたて天ぷらが載せられている。汁をかけ全体を掻き混ぜてぶっかけ風に味わう。細めの蕎麦と具材と汁の相性が抜群に良く、サービスで少し大盛りにしてくれたにも係わらずあっという間に平らげてしまう。そうそう蕎麦には小皿に昆布の煮物も添えてくれてうれしい配慮である。
お腹は満足しているのだが、どうしてもこの店の“盛り蕎麦”が食べたくて、追加でお願いする。
ほどなく出された蕎麦は丸い細かい目の笊に盛られている。改めて細めの蕎麦を見ると実に綺麗に切られていて芸術品のよう。蕎麦粉は幌加内産をメインに福井産のものをブレンドした二八蕎麦とのことであるが、少し甘めの汁によく絡み、食感はシャキッとして実に美味い。
ご主人は北海道が本拠の食品会社に勤務していて早期退職脱サラし、自宅を大改装して2002年にこの店を開店されたとのこと。修行先は八王子の蕎麦打ち教室だとのことであるが、本当に良い蕎麦を打たれている。北海道にこだわったつまみや、手ごろなコース料理(要予約)もあり、近くにあったら誰にも教えずにそっと足繁く通ってしまいそうなお店である。

~お品書き~
○そば
 盛りそば 750円   ざるそば  850円  つけとろそば 950円  おろしそば 950円
月見納豆そば 1000円  山菜そば 1000円  ぶっかけ海老おろしそば 1200円  
 鴨汁そば 1500円  天盛りそば 1600円

温かい蕎麦は4月~10月中頃まで休止

○酒
 九平次  喜正  久保田  八海山  くどき上手  大七 など

投稿者 ishigaki : 19:15 | コメント (1) | トラックバック